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君や来し②

「うっわ…」見上げるような門構えの前で、絶句した。
「口を閉じろよ」岩城さんに脇腹を小突かれる。門の中はシンプルな松と竹林と玉砂利の庭園だけど、輝くように掃き清められているし、ほんと人が住んでるのかっていう位の整いっぷりだ。
開け放たれた玄関も時代劇みたいに屏風があって、御影石が敷かれて、一枚板の式台があって…これ、緊張するって!
「いらっしゃいませ、岩城さん。初めまして、香籐さん、萬里小路華乃でございます」高価そうな(としか俺にはわからない)着物をすらりと着こなした美人が微笑んだ。これが流派を取り仕切ってるっていうお姉さんか。「若先生もお忙しい中お時間を取って頂きまして、誠に恐れ入ります」「お忙しいのは岩城さんもでしょう。ドラマのおかげで私どももあれだけよいイメージを広めて頂いたんですもの、ご協力するのは当たり前ですわ。弟は花を揃えておりますの、やりだすと止まらないものでお出迎えしなくてごめんあそばせ。どうぞ」
今日は大島のお対の岩城さんは、痛いほど白い障子が並ぶ磨き抜かれた廊下にしっくり馴染んでみえる。それに引き替え、アルマーニコレツィオーネの白いシャツとチャコールのピンストライプのスーツ(大人しい恰好を岩城さんが選んでくれた)黒の絹の靴下という俺、激しく場違いっぽい…
お姉さんは肩越しに軽く頷くと、膝をついて日がいっぱいに当たる奥の部屋の障子を開けた。
「岩城さんがお見えよ、守衛さん」
「お久しぶりです、若先生」
「あ!申し訳ありません、お出迎えしなくて!」
若々しい声に続いて、部屋の中から立ち現れた着物姿の青年。
「え…っ!」
「か、香籐洋二さん!?」

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2010.10.20 | Comments(0) | Trackback(0) | Harudaki

君や来し ①

「たっだいま、岩城さん!」
「ぁ、ああ、お帰り…早かったな」

唇だけの笑み、強張った肩の線。…ま、予想できないでもなかったけど。
俺はもう胸の中で白旗を上げた。
でも笑顔は消さずに、立ちかけた腰を強引に抱き込んでソファに埋まった。
角帯がしゃりしゃりと音を立てる。
「全く、何年一緒に居ると思ってんの?さっさと吐いちゃいなよ。


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2009.02.28 | Comments(0) | Trackback(0) | Harudaki

切望商業継続

ロンドン浮かれ歩きから帰ったら、トレス問題は最悪の結末になっていて、驚きました。
商業作品としての漫画や小説は、作者の死(岡崎京子氏のように肉体的に執筆が不可能になることも、漫画家としてはニアデスなので含む)の他の理由では未完になってはいけない。雑誌側からの打切りでも、最終回はちゃんと落とし前はつけてほしい。掲載が困難なら同人誌でキリをつけるという形が現実的なんでしょうけれど、せめて書き下ろし、単行本という形ではちゃんと出してくれますように。


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2008.07.22 | Comments(0) | Trackback(-) | Harudaki

ゆれるまなざし

『冬の蝉』の主題歌がさだまさしさん、という情報を先にきいて、BL界も最近のTVのマンガ(とつい言ってしまう…アニメという言葉が出ないあたりが年齢詐称疑惑を呼ぶらしいです。自分の年代ではアニメで市民権あるのに)のように大物アーティストが歌う時代になったのだと感無量だったら、歌ってるのはもりもりさんだったのですね。楽曲提供だけでも十分すごいですけど。


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2007.07.22 | Comments(2) | Trackback(0) | Harudaki

コネコ同盟に入りました

koneko

コネコ同盟というのは、『春抱き』の岩城さんを愛しまくる同盟です。MPさんご恵贈のCD、DVD注入でさらに熱くなっている脳内ムーヴメントの一環といことで。あ、もちろん香藤君もですが。サイトの方で春抱きコンテンツ無くても良いというお話だったので入れていただきました。
現在扱っているさいゆーとテニプリは、個人的認識として、原作は、限りなく黒(ゲ○)に近いグレーなのを半歩踏み込んで妄想する分野なのです。
で、原作自体で熱く愛し合って居られる岩城・香藤(秋月・草加)には文字では妄想の余地は無いかなーと見る専(聴く専)していたんですが、ここまで熱いと書き出す日も遠くなさそうです。


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2007.07.17 | Comments(2) | Trackback(0) | Harudaki

春抱き小説

MP様にはちょっとお話したことがあるのですが、ドラマCDを頂いて聴きまくっていた頃、『春抱き』の創作夢(ドリーム小説ではなくて、寝ていて見るあれ)を見たことがあります。
たまに、起承転結一話完結(さらにレアにシリーズのときもありますが)のドラマな夢を見ることがあるんです。それが、自分が全く違うキャラになって出演していたり(その自分を含めたドラマを見ている自分の意識もある)単に幽霊のように目撃しているだけの実写ドラマであったり、はまっている漫画の、まだ読んでない続きを、何故か他の作者の絵で読んでいる状態だったり。これは例えば安野モ○コの『バッファロー五人娘』の続きを、何でか『月下の棋士』の人の絵柄で読んでたりします。実際に読んだ漫画を思い浮かべるときも、時々、別の絵柄にどうしてもスリップして、コマ割などもその作画の人っぽく浮かんでしまってどうしてもリセットできないことがあるんです。閑話休題。
で、その実写版で、春抱き世界の夢ドラマを見てしまったのです。


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2007.07.12 | Comments(2) | Trackback(-) | Harudaki

みきしん・もりもり

このタイトルで分ったあなたはご同類ですね!(今のところ確認済みの専門ファンサイト様以外での愛好者は、我が斯道の先達MPさま以外は現在は銀色の魂なさっているTさんとYさんだけ)
日本に居る頃から漫画は読んでたんですが、MPさまご恵贈のドラマCDでドンと来ましたです。先日頂いた分も早く聴きたいのですが、(真夜中のやじさんきたさんあらよるも)学プリもえがちょっと落ち着いてから堪能したいので楽しみにとってあります。がっつくと一つ一つの味が掬いきれなくなるので。
『春抱き』は全くたまたま読んだBL漫画のテーマ別増冊にあった読み切り(多分その時点では読み切りだったんじゃないかと思います、大分前だから記憶が曖昧)の初回はすてきにオチがあって、BLかつアッダルティで、こういうスカッとした笑いがあるって凄いぜと好きになりました。その後あんなにシリアスな純愛ドラマになるとは…この作者さんは絵がしっかりされているのもうれしい。
テニプ以外のアニメはここ10数年見てなかった私がラジプで声優さんの面白さ、声の表現の幅広さに目覚めた頃に『僕声』や『カジノ・リリィ』も聴かせて頂いたのも絶妙なタイミングでした。高橋広樹さん(菊丸)森久保祥太郎さん(切原)諏訪部順一さん(跡部様)置鮎龍太郎さん(手塚)のお声やトークに馴染んでましたから。

2007.07.04 | Comments(4) | Trackback(0) | Harudaki

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