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コネコ同盟に入りました

koneko

コネコ同盟というのは、『春抱き』の岩城さんを愛しまくる同盟です。MPさんご恵贈のCD、DVD注入でさらに熱くなっている脳内ムーヴメントの一環といことで。あ、もちろん香藤君もですが。サイトの方で春抱きコンテンツ無くても良いというお話だったので入れていただきました。
現在扱っているさいゆーとテニプリは、個人的認識として、原作は、限りなく黒(ゲ○)に近いグレーなのを半歩踏み込んで妄想する分野なのです。
で、原作自体で熱く愛し合って居られる岩城・香藤(秋月・草加)には文字では妄想の余地は無いかなーと見る専(聴く専)していたんですが、ここまで熱いと書き出す日も遠くなさそうです。


本日これからボランティアに行っている障害児プレイグループのcharity・lunch(その売り上げで子供を遠足に連れていったりするのです)があるので、帰ったら同盟参加記念小話を書く予定です。


「…あ、咲いてる」
ドアを開けた途端、さっと流れ出た、嗅ぎなれない薫り。
直射日光を避けて、窓の陰に置かれた鉢の、つややかな濃緑の茂みの中に披いた花は、夕闇の中で仄かに白く浮かび上がる。
如雨露で満遍なく濡らすと、思いなしか、さらになまめかしく薫りたつ(くゆりたつ)ようだ。
(メールで、写真送ってあげようかな…)
携帯のカメラを近づけると、最初の花の周りに、
さらに綻びようとしている蕾がいくつも、頭を擡げているのに気づいた。
(…やめとこ)
薫りは送れない。それにこの純白を目のあたりにして喜ぶ顔を見たかった。

「お帰り、岩城さん!」
「ああ、ただいま。…何だ?ニヤニヤして」
「とにかく、鞄置いて、ちょっと目瞑ってみて」
「…だから、何なんだ、一体」
「それは見てのお楽しみ、さ、来て」
「…まだか?」
「うん、まだ目は開けないでね」
寝室のドアが開くと、ひめやかでありながら、強い薫りが顔を打った。
「はい、見ていいよ」
「3つも咲いたのか」
「うん、昨日、最初の1つが披いて、今日は暑かったから次々咲いたみたいだね」
それは、映画のロケ地の塔中にあった見事な樹に感嘆した岩城に、
住職の夫人が挿芽から鉢植えを作って送ってくれたものだったので、
岩城は特に丁寧に手入れをしていた。
普段は窓越しに半陰の陽が入る居間に置いているのを、
ついさっき、香藤が寝室に持ち込んだのだが、
閉め切った部屋の空気を濃くするほど、薫りがたちこめている。
岩城はそっと身を屈めて花に見入り、つややかな葉に指を滑らせた。
香しい息を吐きつづける花弁の白さが、岩城の横顔に照り映える。
彼と花が、自分には入り込めない、密事(ひそかごと)を囁きあっているように見えた。
つきんと走った胸の痛みを堪えて、香藤は何気ない声で割り込む。
「あれ?昨日咲いた花、ちょっと色変わってるね」
「ああ、少し黄ばんでくる。
もともと蒸し暑い国の樹だから、花は短いんだ。
その間に精一杯虫を引き寄せて、実を結ばなきゃならないから、
こんなに強く匂うし、雨の中でもくっきり見えるほど白く咲く。
受粉しに入った虫に触れられると、無残に傷んでいくから、
花には触らないようにしてやらないとな」
「へえ…」
背中からすり寄って、肩に顎を乗せても、いつものように小突かれなかった。
岩城の指が、香藤の手を探り当て、結びあわせる。
「薫りも、花の美しさも、この樹の精一杯の命の迸りなんだ。
だから、大事に咲かせて、見たかったんだ。
ちゃんと世話してくれてありがとう」
「どういたしまして。俺もこんな綺麗なツーショット見られて、嬉しかったよ」
「ツーショット?」
「花と、岩城さん。なんだか似てるんだ、このまぶしい位の白さとか、きめこまかさとか、
…気が遠くなりそうに甘くて、でも底なしに欲しくなる、薫りとか…」
囁きながら、香藤は抱き込んだ岩城のからだごと、ベッドに倒れていく。
「汗かいたままだ、風呂に…」
「駄目だよ、花の世話のご褒美貰うのが先」
この薫りに浸った、岩城さんの匂いを味わわせて?
返事は無かったが、羞ずかしげに横を向いた瞼にくちづけて、
香藤は岩城のシャツのボタンを外した。


やっと完成しました、コネコ同盟様加入記念春抱き小話。
敢て花の名前出さないでみましたが、お判りでしょうか?

咲いた日のこの花は、本当に胸が痛むほど純白です。
翌日は象牙色に、そして無残に茶に萎れていく命の短さ。
沈丁花も、白椿も、白藤も、いい匂いの白い花には共通項かも。
隣に置いているミニバラが、結構咲ききってもしぶとく色を保ってるのに比べると、何だか儚い佳人という感じです。
香藤くんに、「岩木さんは花じゃないから良かった…触れられるし、こうして抱きしめる度に、もっと奥深く薫りたつ…」とか、「血の色がさして色が変わるね、でも変わると艶やかで、真っ白なときは凛としてて、どっちも本当に綺麗だ」と口説かせるとか、岩城さんに「お前の匂い、太陽みたいなかんばしい香りの方が、ずっとセクシーだ…そう、お前こそ、香る花の名前じゃないか」とモノローグさせたり、という妄想もあったのですが、敢てさらっとその辺は書き込まずにまとめてみました。言はで思ふぞ。(古今六帖五、二六四八)他の方のお話だと、余さず華やかに書き込まれたの好きなんですが、私はどうしても出し切らないで行間に何か感じて欲しいという書き方にいきがちです。書いては削る。

岩城さんの台詞の一部は、岡本かの子の歌、
桜ばないのち一杯に咲くからに生命をかけてわが眺めたり
からインスパイアされました。(「生命」は「いのち」。)

この花の正体は、こちらです↓

gardenia


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2007.07.17 | Comments(2) | Trackback(0) | Harudaki

コメント

鍵コメント様

楽しんでいただけて嬉しいです!
貴女様のお恵みあってのここでの春抱きライフですゆえ。
岩城さんは植物と仲良くなれる人ですよね。香藤くんは動物だ~。

2007-07-22 日 11:25:54 | URL | チキ@管理人 #zuVCRYaA [ 編集]

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2007-07-22 日 02:24:14 | | # [ 編集]

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