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ボニー・プリンス、パイレーツ・オヴ・フレンチ

連休に遊びにいったSkye島、相方が会社の人に「緑と海と空しか無い」と叙情的(?)に語られたのをそのまんま夢見て語っていたので、去年行ったAlan Islands(一番大きい島で31km²)みたいなイメージで行ったんですが…
1,700km²のヘブリディーズ最大の島。淡路の3倍位ありました。教訓:相方のイメージ地理は一切あてにしてはならない。


この島にはフローラ・マクドナルドという女性が居まして、この方はジャコバイトの乱の際敗走したボニー・プリンス・チャーリーのフランス亡命を助けたことで有名です(ジャコバイトについても薄らしか知らなかったので帰ってから勉強しました)。(忘れてましたがヴァージニア・ウルフの『灯台へ』のラムジー家の別荘もこの島です。閑話休題)
ボニー、麗しのプリンス・チャーリーはフローラの女中に変装して追手を逃れ、ヨーロッパに逃れて、結局酒と女びたりで死ぬのですが(美男だけどボンクラだったらしい。確かにカローデン・バトルの采配も最低)、フローラは彼を匿った廉で捕らえられロンドン塔に二年幽閉されます。釈放後はロンドン社交界でヒロインとしてもてはやされますがそういう生活を嫌って故郷に戻り、のちにアメリカに渡りました。独立戦争ではロイヤリスト側についたため(旦那はハノーヴァー朝支持だったの?)再びスコットランドに戻ります。その船がフランスの海賊に襲われ、果敢に抗ったフローラは片腕を失いますが、何とかスコットランドへ、スカイ島へ帰りつき、ひっそりと生涯を終えました。(私だったらここにジョニ・デみたいな海賊が居たらそっちと組んでハノーヴァー朝の船団荒らすのにな)
Walkerのショートブレッドやペチコート・テイルズのパッケージはいろいろなスコットランドの歴史画がついていますがその中にもフローラとボニー・プリンスの別れという一枚がある程、スコットランドでは有名な人らしいです。
ヒロインとしての活躍もさることながら、ロンドンの雑踏、浮薄な社交界を嫌って、スカイの厳しい自然を愛したという彼女のキャラクターが素敵だと思いました。
マクラウド氏族の城、ダンヴィーガン城にはボニー・プリンスが別れの際にフローラに形見として残した巻毛が残されています。フローラの娘さんがこのお城(ないしマクラウド一族)に託したそうです。フローラの娘さんがマクラウド族長の庶子の一人と結婚したというような記述もあった気がしますが、グレンコーで虐殺されたMcDonaldの一族が生き残った方のマクラウドに与するのもちょっと変かなあ…英語でフローラの系譜を探してみたのですが、うまく見つけられませんでした。

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2007.08.28 | Comments(0) | Trackback(0) | Daily

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