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chronicles

初めて買ったペーパーバックは、『ライオンと魔女』の原書でした。ナルニアを読まなかったら、聖書(主に新約)の話が全然理解できず(特にキリストの死と再生、マルタとマリアについて)西洋絵画の鑑賞がさらに浅くなっちゃったと思うので、私にとってはことさら重要な本なんです。
英語習って1年足らず(12でした)なのに何とか原書読んじまうほど(もちろん訳書で知っていたから辿れたのでしょうけれど)熱愛するこれが映画になったときは、観にいこうかかなり悩んだんですが…あまりに愛し過ぎてイメージを裏切られるのが怖くて結局行けずじまい。
で、まあDVDでなら見ておくか、と借りたんですけど…
うーん、頑張ったとは思います。でもやっぱディズニー製作って、political collectnessがたんまりで、ねえ…
特殊メイクがトホホでも、BBC製作の方がやっぱり原作テイストがちゃんとあって良かったな。


真面目な話では、ナルニアの良き側がどっちかというとネイティブ・アメリカン風だったり、少数民族風にされてるのってなんか違うんです。
白い魔女は、挿絵でもそうだし、下敷きになっている聖書のイメージからしても、黒い髪のラテンないしアラブ風の風貌でないとおかしい。ティルダ・スウィントン(academyおめでとう。スピーチがイメージと違ってビックリ。さばけたお姐さんだ)大好きですが、北欧風ないしWASP風にするのは明らかに原作のイメージだとつくクレーム回避ですわな。
それと…ルーシーがブッサなのは英国以外の国には洩れてない公式の設定なんですかね。BBCのTV版でも何でブサイクなんだろう。それに映画のこの子、鬼太郎実写版に即入れそうな位妖怪顔でコワイです。笑ってるときと泣きそうなときが同じ顔だし。白人の子供って時々本当につるーーーっとむきたて卵のようにまっちろな顔でちょっと出目で色が薄いからまつげも眉もないみたいで唇真っ赤でだったりして暗いところで出くわすと心臓に悪そうな子居ますが(白人からすると糸目無表情な東洋人の子供が集団で居ると心底気味が悪いそうですが)もうちょっと可愛くてもいいんでは…ペベンシーきょうだいがタラコ唇って設定も認めづらい。
アスランももう少し大きく美しくてもいいんじゃないかな。タムナスさんは、まあアリなルックスでしたが。
それとくいしんぼうの私にとってはナルニアのおいしそうな飲食シーンが重要ポイントなんですが、ビーバーさんにご馳走になっていても「すてきにねとねとしたマーマレード菓子」や「とりたての鱒のフライ」「黄色い(この国のバターはコクがあって美味です)バターをたっぷりつけたジャガイモ」などの描写が無い!のは許せませなんだ。Fish&Chipsが干からびたししゃもとキンピラみたいなのはギャグなんでしょうけど、寒い!サンタさんが熱いお茶のテーブルを用意してくれているのも、狐(の声がR.エヴェレットなのには驚いた。キャラはあってますね)たちがクリスマス・プディングを食べているのも、イギリス人の書いたイギリスの子供の話なんだから無くちゃダメです。
エドマンドが魅せられたターキシュ・ディライトだけはちゃんと映ってますが全然そそられない…私が求肥系統がダメだからっていうだけじゃなくて、美味しそうに撮ってないです。許せん。『カスピアン王子』も同じ監督だそうですし、TVかDVDでいいや。
追記:おまけのC.S.ルイスの義理の息子さん(コ・プロデューサー)のナルニアトリビアpopアップをつけて鑑賞してたら数分置きに出てくる物凄い数でした。家族(ルイスは彼らを籍に入れて著作権も遺しています)だけあってルイスに関するトリビアは面白かった。トールキンに関して好意的じゃないのはまあ無理ないですね。私は指輪もホビットも未読なんで(何故か出会うタイミングを逸している)すが、結婚したからって友達と縁切りっていうのもなあ…。Shadowlandsの本と映画はいつかみたいです。大好きなA.Hopkinsも出てるし。あ、Sir Anthonyって言わなきゃ。

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2008.02.18 | Comments(0) | Trackback(0) | Daily

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